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「春の賃貸不動産フェスタin横浜」に出席しました

   

2018年4月22日(日)10時~16時、関内駅付近の「横浜市開港記念会館」にて開催されました

「賃貸不動産フェスタin横浜~横浜・湘南の空室と街並みを考えよう~」に出席しました。

 

10:30~12:00「賃貸事業における法人化対策について」

税理士先生の講話でしたが、内容が珍しく「法人化を勧めない」という内容でした。

ポイントは、平成30年度税制改正の目玉となった「新・事業継承税制」で、現在どの税理士も「法人化」を進めている現状だそうです。

理由は「お客様にとってメリットが多数」ではなく、「税理士の仕事が増える」ためだそうです。

簡単に言うと、「新・事業継承税制」だと「法人の場合、相続税が0円」というメリットがある。

ただ、この税制は「10年間の期間限定」であり、「資産保有会社の場合は適用外」等のリスクもある。

そして先生が何より伝えたい事が「相続人にとって相続争いの火種となる」点である。

要は、子供が数人の場合、不動産所有会社の株式を共有して相続するので、不動産の共有と変わらない事だ。

不要な相続人は株式を売却するしかないが、他の相続人が購入しないと不良債権のままとなる。

その辺も考慮して「法人化」するかしないか考えた方が良い、という大変内容の濃い講和でした。

 

12:00~13:00「ランチ座談会」

講演後に先生を囲んで「ランチ座談会」となりました。

やはり横浜開催ですので、ランチは「崎陽軒のシウマイ御弁当」。大変美味しかったです。

ランチを食べながら、先生に各受講生様から個人的な質疑応答が飛び交っておりました。

たまたま私は横の年配の方からお声をかけて頂き、先輩大家さんの壮絶な相続トラブル話を聞かせて頂きました。

何代目かの大家さんで親より相続したアパートが兄弟での共有物件で、弟さんは「権利=家賃収入など」は主張するが、「義務=税金支払いなど」は拒否する、という状況だったそうです。

そんな状況が続いて話し合いも難しく、結果裁判事案となり、アパートは競売物件となったそうです。

先生の話もそうですが、この大家さんからも「相続の大変さ」を学びました。

ちなみにこの会場は歴史的建造物で古き良き趣がある建物で大変素敵でした。

 

不思議な事にこのフェスタの参加者は今まで参加した他のイベントよりも少人数だったため、若干盛り上がりに欠けていた感がありました。

ただ内容は勿論、出展企業様も面白い会社様も多数ありましたので機会があればまた参加したいです。

今回学んだ事を今後の大家業や不動産業に活かして参ります。

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