2018年2月24日(土)に新宿工学院大学にて開催されました
「定期借地借家権プランナー資格認定講座」に出席しました。
10時から17時までで6講義に分かれて受講いたしました。
講義Ⅰ「定期借地権及び借地権の税務」
講義Ⅱ「定期借地・借家契約の実務」
講義Ⅲ「定期借地権 戸建て分譲事業の仕組み」
講義Ⅳ「定期借地の施工事例・生産緑地問題と課題」
講義Ⅴ「定期借地権の仕組み」
講義Ⅵ「新時代の定期借地・借家」
大正10年制定の「借地借家権」では戦時の弱者保護の観点から土地の返却が難しい内容でしたが
平成3年創立の「定期借地権」、平成11年創立の「定期借家権」により期間満了で終了という内容になりました。
(大正10年制定の「普通借地借家権」は「正当事由がないと更新を拒絶できない」という強行法規)
平成16年には「定期借地権の賃料の一部又は全部を前払いとして一括して授受した場合における税務上の取り扱いについて」の回答を頂きました。
それにより、権利金の前払い制度にして毎年定額納税に(地代として)おこなえるようになりました。
この前払い制度の活用として
「渋谷区役所建て替え計画に定期借地マンション・ジオ経堂」
「豊島区役所跡地に7万㎡超の複合施設、豊島区新庁舎をとしまエコミューゼタウンへ移転」
「日暮里で大型定期借地マンション・リビオ日暮里グランスイート」
「東京都有地に定期借地権マンション・シティータワー品川」
「芝浦アイランドタワー」「ヴィーナスフォート」「ナゴヤドーム」
「定期借地権付き戸建て分譲」「小規模特別養護老人ホーム」「ロードサイド型店舗」
など多数の活用がおこなわれています。
また、2022年問題といわれる生産緑地解除による土地活用にも定期借地住宅は有効な活用の一つと言えます。
メリットとして
1:土地を安心して貸すことで土地の保有を維持できます
2:資金の借入は不要どころか、資金調達ができます
3:大きな税金対策になります
4:毎月、地代が安定して入ります
5:環境整備で、土地の資産価値が上がります
6:所有権分譲では困難な街づくりで、地域社会に貢献できます
以上の6つがあります。
なかでも、6「所有権分譲では困難な街づくり」としてコンセプト住宅の供給が面白いと感じました。
コンセプトとして「緑地」「家庭菜園」「BBQ」「100年住宅」など様々なコニュニティーを暮らしの中で楽しめる街づくりテーマが質の高い住宅環境として面白いと感じました。
約6時間の講義終了後に「定借プランナー®認定証」を授受しました。
今後の土地活用の一択として定期借地権での活用も面白いかと思います。
これからも不動産業及び大家業として日々邁進して参ります。